ハーネス型安全帯に関する特別教育
一昔前に比べ街並みに高いビルが立ち並ぶようになってきました。
このことは特に都心部において多く見られることです。
交通などが便利な都心部に、事務所などを構える会社などが集中しているからです。
多くの人が都心部に集まってきて仕事をすることになるわけですが、このような多くの人々を限られた面積の中で収容するためにはビルの高層化が必要です。
このようなことからビルの高層化というものがさらに進んできています。
集合住宅であるマンションなどについても高層化が進んできました。
最近では超高層マンションなどというものも建設され、眺望が良いことから多くの人気を集めています。
このような高層ビルのメンテナンスを行うにあたっては、階数が低いものに比べて特別の配慮を行う必要があります。
それは、屋外での作業を行っている際に墜落してしまったような場合大惨事になることが想定されるからです。
高層ビルなどの作業の際には安全帯と呼ばれる器具を取り付けロープでビルに固定するということが行われます。
特に高いビルにおける屋外作業の際にはハーネス型安全帯というものを装着することが義務となっています。
これはベルトを体全体に巻きつけるというようなタイプのものです。
また作業員についてはこの器具を使用する際、ハーネス型安全帯特別教育というものを受講することも義務付けられています。
特別教育の内容としては、この器具の使い方など知識、労働災害に関する知識及び関係法令に関する知識となっています。